AISAS
AISASとは、株式会社 電通により2005年頃に提唱された、広告宣伝に対する消費者の心理モデルの事を言います。AISASのそれぞれの頭文字が表す意味は、
A:Attention(注意)
I:Interest(関心)
S:Search(検索)
A:Action(行動)
S:Share(共有)
を表します。インターネットが普及した現代の消費者の購買行動を説明するモデルとして、1920年代に提唱されたAIDMAから、Desire(欲求)とMemory(記憶)がなくなり、新たに「Search(検索)」「SHARE(共有)」が追加されています。インターネットが普及したことで、購入前に自らGoogleなどの検索エンジンを使用し、購入したい商品の情報を事前に調べることが容易となりました。そのため、従来のマス広告を前提とした AIDMA モデルでは消費者の心理・行動プロセスを捉える事が難しくなっています。
AISASは、インターネット普及以降の消費者の購買行動の特徴として、検索(Search)し、購入後にインターネットを利用して共有(Share)するという行動を前提にしており、消費者の購買行動にインターネットが及ぼす影響が大きくなっていることを表しています。
最新のEC・CRM事例やノウハウ、事業者対談セミナー・記事などマーケティングに役立つ情報をお届けします。